pixivファンタジアに参加させて頂いた一人目のキャラクターです 以下、pixiv掲載時の文です 【グランツァ】 貧困に苦しんでいたヴァルヴァニアの夫婦がこの国で価値の高い「戦士」として望んだ子は生まれつき左目の光を失った男の子だった。 夫婦は悩んだ末、自分たちの生活のために闇の人間売買人にその子を売った。 正規のものこそ褒め称えられてはいたが、この国の治安を悪くしていると言われる 安価取引の闇の人間売買人に託された子がまともな教育を受けられるはずがない。 唯一の買い手となったアイゼルンの騎士団も名だけの野党集団。与えられた任は歩爆兵。敵共々散る為に生かされた命だった。 対シルヴァリア戦で彼に繋がれた爆薬を白銀で薙ぎ彼の命を救った男が握っていた剣に印された紋章はシルヴァリア聖騎士団のものだった。 「お前はいい瞳をしている。我等が王女の剣となってはみないか?」 --歳月が経ち、師は剣術と「お前と王女が生きるこの国を誇りに想う」という言葉を残し対アイゼルン戦で殉死。 師の愛したこの国を護りたい。その想いを胸に後に三つ色砦の戦いと呼ばれる戦場へと彼は赴くのであった。 「祈る神を間違ったな、だと?…フ、ハハハハ!そりゃあいい。俺が信じるのは神じゃねぇ。我が戦友と師。そして、王女フレデリカ様だッ!!」 ■左側からの攻撃を不得意とするので回避するための素早さを重視し本来装備すべき鎧は最小限。 ヴァルヴァニア時代に培った価値観のせいか服装は聖騎士というより野党。地位はそれを問題視されない程度の高位。 女性とは関係が深まらないのは、人間である自分より長寿な相手に「失う苦しみ」を与えたくない、という彼なりのやさしさで自ら一定の距離をおいているからである。 |